恐竜の骨格
恐竜は、他の爬虫類や哺乳類と同じように四肢動物としての基本的な骨格のつくりをしている。私たちヒトも四肢動物の一員なので、基本的なつくりは恐竜と同じである。
まず、恐竜には脊椎動物の骨格として欠かせない、脊柱がある。脊柱は脊椎骨と呼ばれる骨が連なってできている。脊椎骨はその部位によって、頸椎(首)、胴椎(胴体、胸椎・腰椎と区別されることもある)、尾椎(尾)に分けられる。
恐竜には次の7つの共通する特徴が知られている。
・側頭部の筋肉組織が前方に広がっている。
・頬骨の後ろ側が二股に分かれて関節している。
・頚椎骨に上部突起が発達している。
・三角筋稜が長い。
・骨盤の寛骨臼(大腿骨がつながる部分)が穴になっている。
・大腿骨の第四転子が非対称。
・腓骨が関節する幅は距骨の幅の30%に満たない。
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