中生代とは、三畳紀のはじめから白亜紀の終わりまでの期間を示す地質時代である。大規模な火山活動によって、二酸化炭素やメタンガスが放出され、温暖化が進行したと考えられている。また、酸素濃度が低下したことで、単弓類に属する大型陸棲脊椎動物が衰退し、爬虫類の一員である主竜類が繁栄した。やがてその中から恐竜が出現し、鳥類へとつながる。このように中生代は「爬虫類の時代」とも言われるが、同時に、衰退した単弓類の中から哺乳類が出現し、恐竜たちの陰で確実に進化を遂げてきた時代でもあった。

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