ブロントサウルス

1878年に命名されたブロントサウルスは、北アメリカに分布するジュラ紀後期の地層モリソン層(約1億5200万年前)から発見されている竜脚形類である。1903年以降アパトサウルスと同属であるとされ、先に名付けられたアパトサウルスが優先され、100年以上アパトサウルスと呼ばれていた。しかし、2015年のチョップほかの研究によって、アパトサウルスとの違いが示され、ブロントサウルス属が再び有効となった。この研究によって、ブロントサウルス・エクセルスス(模式種)、ブロントサウルス・パルヴス、ブロントサウルス・ヤナアピンの3種が存在することが系統解析によって示された。

この標本は、カーネギー博物館によってワイオミング州のシープクリークで発見された部分骨格のレプリカで、全身の60パーセントが見つかっている。現在、原標本は、ワイオミング大学地質博物館に所蔵されており、UW 15556の登録番号が与えられている。この標本は、長い間、アパトサウルス・エクセルススとされてきたが、チョップほかの研究によってブロントサウルス・パルヴスとされた。

標本状態  
名称 ブロントサウルス
学名

Brontosaurus parvus (Peterson and Gilmore, 1902)

部位 全身骨格
アメリカ
州・県 ワイオミング州
市町村
中生代
ジュラ紀
新世